ホンダ、米で90万台リコール〜オデッセイ、燃料漏れの恐れ
- 2014年3月17日
- 米国ビジネス
ホンダは、燃料ポンプ部品の不具合で燃料が漏れ、出火の恐れがあるとして約90万台のミニバン「オデッセイ」をリコール(回収・無償修理)する。17日までに運輸省道路交通安全局(NHTSA)のウェブサイトに届け出内容が掲載された。
ニューヨーク・タイムズによると、ホンダは当局に対し、2005〜10年型車の燃料ポンプの一部が「耐用期間より早い時期に、ひび割れを招きかねないほど劣化している」と説明した。これまでのところ欠陥がらみの出火や負傷などはないという。
対象のオデッセイ88万6815台は、すべてアラバマ州の工場で生産された。交換部品の準備が整うのは今夏だが、それまで「臨時の」部品を提供して対応する方針。ポンプのひび割れの原因としては、洗車機で使われている酸性物質や、肥料、防塵剤の中の化学物質が考えられるという。
ホンダは昨年11月、コンピュータの不具合でドライバーがペダルを踏んでいなくても不意に急ブレーキが作動する恐れがあるとして、07〜08年型のオデッセイ34万4000台をリコールした。その約2カ月前には、事故発生時以外にエアバッグが作動する恐れがあるとして03〜04年型31万8000台のオデッセイをリコールしている。
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