ミンダナオ包括和平に調印 新自治政府、16年に設立

 【共同】フィリピン政府と、南部ミンダナオ島を拠点とするイスラム武装勢力モロ・イスラム解放戦線(MILF)は27日、MILFの武装解除や2016年の新自治政府設立などを盛り込んだ包括和平合意書に調印した。

 40年以上続き、約17万人が死亡したとされる国軍とイスラム武装勢力との紛争に終止符を打つための大きな前進となった。しかし合意に反発している別の武装勢力があり、課題は山積している。

 調印式は首都マニラの大統領府で開かれ、アキノ大統領やMILFのムラド・エブラヒム議長、和平交渉の仲介役だったマレーシアのナジブ首相らが出席した。

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