「対テロ作戦」再開表明 ウクライナ大統領代行

 【共同】ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は22日、声明を出し、東部での「対テロ作戦」を再開すると表明した。東部を中心に行政庁舎の占拠を続ける親ロシア派の強制排除に直ちに踏み切るかは不明だが、米ロなど4者が合意したジュネーブ声明の履行が危ぶまれる中、一層緊張が高まりそうだ。ロイター通信などが報じた。

 トゥルチノフ氏は再開理由として、東部スラビャンスク近くで「拷問を受けた2人の遺体」が見つかり、うち1人は最近拉致された政権側の地方政治家だったと指摘。作戦により「テロリストから東部の市民を守る」と強調した。

 また、ウクライナ国防省は22日、スラビャンスク上空を飛んでいた軍の偵察機が何者かによる銃撃を受け、機体が損傷したと明らかにした。緊急着陸し、けが人などは出なかったという。

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