リオの観光地近くで衝突 1人死亡、W杯に不安

 【共同】ブラジル・リオデジャネイロの有名観光地コパカバーナ海岸近くで22日、ファベーラと呼ばれるスラム街の住民らがタイヤやごみを燃やすなどの抗議活動を行い、地元メディアによると、制圧に入った治安部隊との衝突で少なくとも1人が死亡した。

 サッカー・ワールドカップ(W杯)開幕まで約50日だが、ブラジルの治安状況は改善されておらず、競技場や交通インフラの整備の遅れと合わせて、大会運営に対する不安が高まっている。

 このスラム街では、警察が麻薬組織を追放して警官が常駐しているが、住民男性が麻薬組織の一員と間違われて警官に殺害された疑いがあるとして、住民側が警察に説明を求め、抗議活動に発展した。

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