ソニー、ベスト・バイに「店内店舗」を設置 〜 アップルやサムスンに続く
- 2014年5月2日
- ハイテク情報
ソニーは、ベンダー(メーカー)による展示売り場をベスト・バイ(Best Buy)の店舗内に設置することでベスト・バイと提携した。
ベスト・バイは、米消費者電子製品小売チェーン業界の最大手だが、近年、平面テレビ市場の飽和によるテレビ販売低迷や、パソコン離れによるパソコン販売減少といった要因から業績悪化を強いられており、消費者電子製品の大手メーカーらに専用の展示売り場を提供することで販促を図っている。
一方のメーカー側では、これまでのように陳列棚に製品を無造作に置かれるより、専用の展示売り場をベスト・バイ店内に置くことで、自社製品の売れ行きを刺激しようと狙っている。
インベスターズ・ビジネス・デイリー紙によると、ベスト・バイの「店内店舗(store within a store)」戦略ではこれまで、アップル(Apple)やグーグル(Google)、マイクロソフト(Microsoft)、サムスン(Samsung)が参加しており、ソニーは今回、その最新事例となった。
ソニーはそれによって、「ベスト・バイでソニー体験(Sony Experience at Best Buy)」と銘打って、米国内約350のベスト・バイ店舗に5月中旬からホーム・シアター展示売り場を開設し、ソニー製品に精通した専業の接客担当者を配置して双方向の実演も交えた「店内店販売」を展開する。
それらの主要製品は、ウルトラ高精細(4K)テレビやメディア・プレイヤー、高音響システム、4Kキャムコーダー、プレイステーション4。ソニーでは、それらの製品がどのように相互機能するかを実演しながら来店客への売り込みを強化する。
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