捜索費用は過去最高水準 マレー機、不明から2カ月

 【共同】3月に不明になってから8日で2カ月となるマレーシア航空機の捜索費用は、2009年のエールフランス機事故を超え、過去最高になることが確実視されている。26カ国が関わった捜索態勢は4月末で縮小されたが、新たな潜水機器を投入する次の海底調査に約6000万豪ドル(約56億円)が必要で、巨額費用が長引く捜索に影を落としている。

 米紙によると、約2年かかったエールフランス機捜索などの費用は推定1億6000万ドル(163億円)。今回、空と海から捜索した当初の1カ月あまりで、「少なくとも約5000万ドル」(オーストラリアのメディア)、同国や中国など「3カ国だけで1億ドル」(航空専門家)、と試算されるよう突出したペースで費用がかさんだ。

 捜索場所は南シナ海、マラッカ海峡から「墜落地点」とされるインド洋南部へ移動したが、機体は見つかっていない。米国は最初の2週間あまりで320万ドルを使い、さらに水中探知機や無人潜水艇の提供で360万ドルを手当てした。

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