南極にも鳥インフルエンザ ペンギンから新種ウイルス

 【共同】南極大陸のペンギンから初めて鳥インフルエンザウイルスが検出された。オーストラリアやチリなどの専門家でつくる研究チームが米国微生物学会誌オンライン版で今月初めに公表した。「H11N2型」の一種で新種のウイルスとみられ、人間に感染する恐れは極めて低いが、同チームは南極にも高病原性の鳥インフルエンザが広がる危険性を示すものだと指摘している。

 研究チームは2013年1〜2月に南極半島の2カ所で、計301羽のアデリーペンギンからふんなどの検体を、うち270羽から血液を採取しオーストラリアで検査。成鳥6羽とひな2羽の計8羽から鳥インフルエンザウイルスを検出した。

 これまでに確認されているウイルスの遺伝子情報と比較した結果、いずれのものとも異なっていた。ペンギンがインフルエンザを発症している様子はなかったという。

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