利上げ時期前倒しの可能性 セントルイス連銀総裁
- 2014年6月9日
- アメリカ発ニュース
【共同】セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁はフロリダ州パームビーチでの講演後、記者団に対し、好調な経済回復が続くようなら「より早期の(政策金利の)利上げ機運が高まるだろう」と述べ、現段階で総裁が想定している2015年3月ごろより早い時期に金利引き上げの可能性があるとの見方を示した。ダウ・ジョーンズ通信が伝えた。
総裁は利上げ機運が高まる条件として、ことしの残り期間の経済成長率が3%程度となることや、失業率が6%を切って、就業者数の増加が月20万人台で続くこと、物価も目標の2%上昇へと向け上昇することを挙げた。
量的金融緩和の縮小については、6月17、18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入の終了時期を明示するのが好ましいとした。その上で、金融政策の正常化に向けては、満期になった米国債の償還金の再投資を利上げ前にやめるという従来方針に従うのが良いとした。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ