国内12空港の業務を外注へ〜ユナイテッド、経費削減で

 米航空大手ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスは、ニューヨーク州バファロー、ノースカロライナ州シャーロット、ミシガン州デトロイトなど国内12空港での業務を、10月から外部業者に委託する。コスト削減が目的。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、これらの空港関連業務には、チェックイン、荷物の取り扱い、その他の顧客サービスなどが含まれ、現在は約635人の社員が行っている。大手航空会社が空港業務を外注する例は近年増えており、すでにアメリカン、デルタ、アラスカ航空などが多くの業務をアウトソースしている。

 カウンターの係員が航空会社の社員でないことに気づかない乗客も多いが、小さな空港では、同じ顔ぶれが複数の航空会社の業務を担当することもある。これらの労働者に航空会社が払う時給は12〜24ドルだが、業者の中には9ドルから始めて保険や旅行特典を提供しないところもある。

 ユナイテッドの空港窓口係や荷物係を代表する国際機械工労組(IAM)のリッチ・ディレイニー支部長によると、12空港の業務を外部に委託することで、ユナイテッドは1空港につき年に推定160万〜350万ドルを節約できる。

 一方で、経費は減らせるがサービスは低下するという見方もある。アラスカ航空が2005年にシアトルの基幹空港の駐機場業務を外部に委託した直後は、荷物の紛失、発着の遅れ、緊急着陸を要する機体への損傷などが相次いだが、最終的に問題は収まった。

 また、空港業務が同業の系列会社にアウトソースされることもあり、ユナイテッドが13年に国内6空港の業務を委託したのは、アメリカン航空の100%子会社であるエンボイ・エアだった。

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