通販データも業者流出 元SE、持ち出しか

 【共同】ベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件で、同社の通信販売サイトの顧客とみられる延べ約500万件のデータが名簿業者に渡っていたことが22日、関係者への取材で分かった。ベネッセは「業者への流出は確認していない」としているが、大量の個人情報がさらに拡散している可能性が高まった。

 不正競争防止法違反(営業秘密の複製)の疑いで逮捕された元システムエンジニア松崎正臣容疑者(39)は逮捕前の任意の事情聴取に「延べ約1億件のデータを持ち出した」と供述。警視庁は松崎容疑者が業者に販売した疑いでも調べる。

 関係者によると、業者間で出回っているのは「ネット通販データ」とされる名簿。20〜40代がほとんどで、女性の名前が多い。大半にメールアドレスが含まれ、中には住所に「進研マンション」「たまひよ通販」などとベネッセを連想させる架空の表記があるという。ベネッセの流出対策とみられる。

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