パークスさんの遺品落札 公民権運動の母
- 2014年8月29日
- アメリカ発ニュース
【共同】AP通信によると、1955年にアラバマ州モントゴメリーで始まった黒人差別撤廃運動「バスボイコット」のきっかけを作り、公民権運動の母と呼ばれたローザ・パークスさんの遺品数百点がこのほど競売に付され、著名投資家、ウォーレン・バフェット氏の長男ハワードさんが運営する財団が450万ドル(約4億7000万円)で落札した。
パークスさんは2005年に92歳で死亡したが、96年にクリントン大統領から贈られた大統領自由勲章、歴代大統領との写真、黒人解放運動の指導者故キング牧師からのはがきなど歴史的遺品はニューヨークの倉庫に保管され、研究者らも見られない状態が続いていた。背景には遺品の扱いをめぐる遺族と知人らの争いがあった。
ハワードさんはテレビでそのことを知り、公開されるのが故人の遺志だったはずだと考えて買い上げを提案した。遺品はふさわしい組織か博物館に寄贈する考えだ。
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