GoProカメラが原因か〜シューマッハーのスキー転倒事故
- 2014年10月14日
- 米国ビジネス
F1シリーズ元王者のミヒャエル・シューマッハー氏(ドイツ)が昨年末、フランスのスキー場で転倒して頭部を負傷した事故は、装着していたゴープロ(GoPro)製ヘルメット・カメラが原因だったと有名なジャーナリストが発言し、同社の株価が暴落している。
ロイター通信によると、F1コメンテーターのジャンルイ・モンセ氏が先週末、仏ラジオ局Europe 1で、「ミヒャエルの問題は(岩に頭を)ぶつけたことではなく、ヘルメットにビデオカメラを装着していて、それが脳に損傷を与えたことだ」と語った。
ゴープロ(GoPro)は6月13日にナスダック市場に上場して以来、株価が今月10日までにほぼ4倍上昇していたが、発言を挟んだ週明け13日は前週末終値比9.8%減の76.67ドルまで下落した。同時にデジタル・アリー(12.9%減)やテイザー・インターナショナル(3.2%減)など、他の装着カメラ・メーカーの株価も落ち込んだ。
シューマッハー氏は昨年12月29日、仏アルプスのメリベルでスキー中に転倒。頭部を岩に強打して昏睡状態に陥り、グルノーブルの病院で治療を受けていた。9月からジュネーブ付近にある自宅で療養しているという。
モンセ氏はシューマッハー氏の息子に取材したと報じられたが、自身のツイートで否定している。
ゴープロの広報責任者は13日、モンセ氏の発言について「最初の報道のより詳細な情報収集に努めている。けさの同氏のツイートからは、家族に取材したわけではないことがうかがえる」と語った。
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