米軍、医療チーム編成へ エボラ出血熱、国内感染備え

 【共同】ヘーゲル国防長官は19日、米国内でエボラ出血熱の新たな感染例が発生する事態に備え、米本土防衛を管轄する北方軍(司令部・コロラド州)に30人規模の医療支援チームを編成するよう指示した。カービー報道官が同日声明で明らかにした。

 チームは医師5人と看護師20人、感染症対策の専門家5人で構成。近くテキサス州フォートサム・ヒューストン基地で約7日間の研修に入り、派遣可能な態勢を整えるとしている。

 カービー氏は声明で、医療チームについて「エボラ出血熱の感染に迅速で効果的、かつ安全に対応するための準備」だと説明。必要に応じて米国内の医療機関に短期間派遣するのが目的で、エボラ出血熱の感染が広がる西アフリカへの展開は想定していないという。

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