巨大な大統領宮殿完成 トルコ、独裁の象徴?

 【共同】トルコの首都アンカラ郊外に約1000室を備えた大統領宮殿が巨費をかけて建設され、10月下旬、初の公式行事が行われた。敷地は東京ドーム4個分以上の広さに相当する20万平方メートル。首相時代から権力の座に11年以上君臨するエルドアン大統領の「独裁の象徴」(トルコ紙)との批判も出ている。

 地元メディアによると、宮殿は11〜12世紀に中東で幅広い勢力を誇ったトルコ系のセルジューク朝の様式と現代建築を融合させたデザインで、並び立つ多数の柱や張り出した屋根が特徴的。

 執務室、会議場、客間、大統領や家族の居室などのほか、軍事攻撃に耐えられる避難壕、盗聴防止設備付きの特別室、庭園などを備えている。建設費は約3億5000万ドル(約400億円)。

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