ナチスの大物死亡か 逃亡先のシリアで

 【共同】ロイター通信によると、第2次大戦中、ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)に関与したとされるアロイス・ブルンナー元ナチス親衛隊将校が、逃亡先のシリアで死亡したとみられることが分かった。

 ホロコーストの責任者とされるアドルフ・アイヒマンの「右腕」とも呼ばれた大物で、ユダヤ人12万5千人超を強制収容所に送った責任を問われていた。ユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」のエルサレム事務所長が2日までに明らかにした。

 偽名を使いシリアの首都ダマスカスに住んでいたが、ドイツ情報当局が4年前に同センターに死亡したとみられることを連絡。センターは今年、ウェブサイトの戦犯逃亡者リストから外した。生存していれば現在102歳だという。

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