新興国の責任不明確に 主要争点先送りか
- 2014年12月12日
- 世界のニュース
【共同】ペルーで開催中の地球温暖化対策の新たな国際枠組みを議論する気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)で、作業部会の共同議長が作成した新たな決定草案が11日、判明した。
各国が示す温室効果ガス削減目標の在り方をめぐり、中国などの新興国に先進国と同じような種類の目標設定を求めたとみられる文言がなくなるなど、新興国の責任や事前協議の方法が、前回の草案に比べて不明確になっており、主要な争点を先送りする可能性が強まってきた。
中国の代表団幹部は、今回の会議は来年の合意に向けた準備にすぎず、対立点がある重要部分は来年に引き継げばよいとの考えを示した。
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