停戦の兆し見えず泥沼化 南スーダン戦闘開始1年

 【共同】陸上自衛隊が国連平和維持活動(PKO)に参加する南スーダンでは政府軍と反政府勢力との戦闘が始まってから15日で1年を迎えた。両者の和平交渉はたびたび頓挫し、停戦が実現する兆しは見えず、対立は泥沼化。今も多くの市民が避難民キャンプでの生活を強いられている。

 「本来、市民の保護はこの国の政府の責務だ」。国連南スーダン派遣団(UNMISS)のロイ代表は11日の記者会見で、事実上の内戦状態が続き、現在も約10万人の国内避難民が各地の国連施設内に保護されていることに危機感を示した。

 戦闘が始まった昨年12月以降、国連施設には多数の避難民が押し寄せた。ロイ代表は「施設の開放が多くの命を救った」と振り返るが、ほとんどの避難民は反政府勢力の主体である有力民族ヌエルで、政府軍に多い最大民族ディンカからの襲撃を恐れ、自宅などへの帰還が進まない。

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