利上げを急ぐ理由はない アトランタ連銀総裁

 【共同】アトランタ連邦準備銀行のロックハート総裁は9日、米通信社ブルームバーグとの電話インタビューで「政策変更の時期に関する私の推定を前倒しする理由はまだ見あたらない」と述べた。この日発表された昨年12月の米雇用統計は就業者数の堅調な伸びが続いていることを示し、失業率も前月に比べて0.2ポイント低下の5.6%まで改善したが、総裁は賃金上昇の鈍さなどから労働市場の「緩み」が解消していないとして、利上げに慎重な姿勢を示した。

 米雇用統計の内容について「私が感じている経済の進展具合を確認するものだ」と評価する一方で「賃金指標は全て歴史的な平均を下回っており、労働市場が引き締まった状態にあるとはまだ言えない」と指摘した。

 直近の雇用統計で時間当たりの賃金が低下したこと自体は「恐らく(統計上の)ノイズであろう」と表現。他の関連指標との整合性が見あたらないとした。その上で「経済成長や就業者数の伸びに沿う形で、賃金上昇に力強さが出てくることを待ち望んでいる」と述べ、利上げについても「歴史家によって少し遅いと判断される方が良いのか、あるいは少し早いとみられる方が良いのか、どちらかだというのであれば私は少し遅くなることのリスクを負う方を選ぶ」とした。

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