スカイマーク経営破綻 社長の宿願あだに 支援を旗印に場外戦

 【共同】航空界に低運賃の新風を吹き込んだスカイマークが経営破綻した。ワンマン社長の手腕で急成長したが、宿願の国際線進出があだとなった。事業拡大に突き進む“暴走”を国土交通省も止めることができず、日本航空と全日本空輸は支援を旗印に発着枠獲得で場外戦を繰り広げた。

 「スカイマークがなくなれば、羽田線の運賃は確実に上がる」。井手隆司会長は29日の記者会見で、低運賃を主導してきた存在意義を繰り返した。ワンマンで知られた西久保慎一前社長の気持ちを代弁するかのような口ぶりだった。

 羽田空港と国内各地を結ぶ路線は、利用客の多いドル箱路線だ。国交省は大手2社に次ぐ第3勢力を育てようと、スカイマークに優先的に発着枠を配分してきた。

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