ノンアルコール蒸留飲料が好評〜アーケイ、大手の妨害に「感謝」

 2011年に登場した世界初のノンアルコール蒸留飲料が、蒸留酒業界の妨害に遭いながらも消費者から高い評価を得ている。

 グローバル・ニューズ・ワイヤによると、製造元のアーケイ・ビバレッジズ(ArKay Beverages、フロリダ州)は現在、34カ国で製品を販売するまでに成長しており、同社はこのほど、批判的な広告で同社の評判を落とそうと試みてきた業界大手にニュースリリースを通して「謝意」を表明した。

 アーケイによると、大手は人々にお金を払ってユーチューブへの動画の投稿を依頼し、カメラの前で同社のノンアルコール飲料を飲んでもらい「マニキュア液を飲んでいるようだ」「吐きそうだ」などと語らせている。

 ところが売り上げを見る限り、大手のこうした攻撃がかえってアーケイ製品の評判を高める結果になった。同社ブランド責任者のエンジェル・デイビッド氏によると、最も人気が高い英国をはじめ、顧客の70%がリピーターだ。

 アーケイの蒸留飲料は、アルコールや砂糖、脂肪が一切含まれず、毎日飲めるのが特長。アルコールの味も感じられるため、酔わずに酔ったような感覚が得られる。

 全米販売責任者のリカード・マルチネス氏は、「ネガティブな宣伝が出回ればそれだけ当社の販売も伸びるので、大手には今後も続けてほしい」と皮肉たっぷりに訴えている。

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