チポトレ、GM食品を排除〜レストラン大手で初

 メキシコ料理チェーンのチポトレ・メキシカン・グリルは27日、国内外食チェーン大手では初めて、メニューから遺伝子組み換え(GM)食品を一掃した。

 ニューヨーク・タイムズによると、同社は2013年、他社に先駆けてGM品を含むメニューの表示を始め、GM材料の削除を進めていた。GM品を使わない食品は需要が高いが、割高で大量入手が困難な状態にある。

 有機栽培品が材料のスナックを作るレイト・ジュライ・スナックスのニコル・バーナード最高経営責任者(CEO)は「GM品を全体の1%に抑えなければGM作物無使用とは言えず、材料が足りなければ商品を作れない」という。

 チポトレでも時々牛肉が不足することがあり、14年12月には「出入り業者1社が養豚の基準を満たしていなかったことが発覚したため、カルニタス(豚の煮込み)を作るのに必要な豚肉を全店に供給できない」と発表した。この不足はまだ続いており、売り上げにも影響しているが、最近の発表では1800店以上のレストラン全店でカルニタスを提供できるようになるのは今秋以降となりそうだという。

 穀物に関しては供給の問題はなさそうで、チポトレのスティーブ・エリスCEOは「当社の需要を満たせる量の穀物を確保できるよう農家と協力して計画を進めている。豚の場合、当社は特定の部位しかいらないが、農家は利益を上げるため丸ごと売る必要があるため、より難しい」と説明している。

 チポトレは、すべてのメニューで使う材料が塩、こしょうを含めても68種類しかないため、GM品の排除が比較的簡単と言える。同業の中にはブリトーだけに81種類の材料を使うところもある。

 米国で生産されるトウモロコシと大豆の90%以上はGM作物となっている。

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