ランサムウェアの感染が拡大 〜 書類を読めなくして数百ドルの身代金を要求

 コンピュータ内にある利用者データを閲覧不可能にして「人質」にとり、アクセス回復のために「身代金」を要求する「ランサムウェア(ransomware)」という悪質ソフトウェアの被害が拡大している。

 AP通信によると、ランサムウェアは個人から大手企業までパソコン利用者なら誰でも感染する危険性があり、スマートフォンが攻撃されることもある。感染すると、システムの予備保存がしっかりとってあるか面倒な手続きで犯人に身代金を払わない限りファイルにアクセスできなくなる。

 テキサス州の在宅医療サービス会社ケアリング・シニア・サービス(Caring Senior Service)の場合、2014年12月に約30台のコンピュータ接続網が感染し、書類や写真、財務諸表の閲覧と利用ができなくなった。ほとんどのファイルは安全な場所に保管されてあったが、販促関連資料の入った1台だけはそうなっておらず、資料を作り直すには5万ドルかかると判断して500ドルの身代金を支払った。

 ランサムウェアは、ほかの多くのウイルスと同様、リンクや添付ファイル付きの電子メールで送られてくる。クリックするとソフトウェアが起動し、ファイルが暗号化されて読めなくなる。

 感染すると、メッセージが画面に現れ、500〜700ドルの身代金が要求されることが多い。支払いはビットコインを使わなければならず、払うとファイル解除用のコードが電子メールで送られてくる。

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