エクイニクス、ブルーム製燃料電池を導入 〜 加州のデータ・センターに設置

 データ・センター運営大手のエクイニクス(Equinix)は、シリコン・バレーの施設にブルーム・エネルギー(Bloom Energy)製のバイオガス燃料電池を設置する。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、当初の導入計画は1メガワットの燃料電池1基で、「SV5」と呼ばれる施設に設置される。供給電力は年間830万キロワット時と見積もられており、二酸化炭素の排出量がゼロに近いという大きな利点がある。

 エクイニクスでは、すべてのデータ・センターの電力を100%再生可能エネルギーにするという目標を打ち出している。現在の割合は30%前後だ。その手段として、燃料電池や太陽光発電、再生可能エネルギー電力購入計画、再生可能エネルギー・クレジット、カーボン・オフセットを活用している。

 燃料電池には、バイオガスと天然ガスの2種類がある。天然ガスのほうがクリーンではあるが、基本的には化石燃料だ。ブルームの燃料電池は、独自の固体酸化物技術を使って、水と少量の二酸化炭素だけを排出する。

 エクイニクスのシリコン・バレーのプロジェクトでは、燃料電池からの電力供給が絶たれた場合にその部分を保護する無停電電源モジュールも設置する。クリーンで再生可能という特長に加えて、運用費の削減という利点をもたらす可能性もある。

 カリフォルニア州では、一般にガスのほうが電気よりも安価で、電力価格は変動が激しい。そのため、最近におけるブルームの設置事例はカリフォルニア州内が多くなっている。

 ブルームの燃料電池は、大型データ・センター市場で順調に顧客を開拓している。ノース・カロライナ州のアップルのデータ・センター、ユタ州のイーベイのデータ・センターは、ブルームにとって2大設置事例だ。

 複数の企業が利用するマルチ・テナント型のデータ・センターでも燃料電池の設置事例が増えている。最近ではセンチュリーリンク(CenturyLink)が、カリフォルニア州内の施設にブルームの500キロワットのシステムを導入した。

 ヴィアウェスト(ViaWest)やセンチュリーリンク、エクイニクスといった大手データ・センター運営会社はいずれも、再生可能エネルギーに対する顧客からの要望が強まっていると説明している。

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