家族の身代金支払い容認 人質救出でオバマ政権

 【共同】オバマ政権は、テロ組織などに国外で拘束された米国人を救出するために、家族が身代金を支払うことを容認すると明記した新たな対応策をまとめた。メディアが23日伝えた。オバマ大統領は24日、声明で正式発表する。

 米政府としてテロ組織に身代金を支払わない原則は堅持するが、被害者の家族が身代金を支払っても起訴はしないことを明確にする。米政府が人質を取った組織と交渉することや、人質救出を模索する家族を支援することも可能だと明示する。

 昨年夏、過激派組織「イスラム国」に殺害されたジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏の母親が、息子の解放に向け身代金を集めようとした際、米当局者から「テロ組織ほう助の罪で処罰されると脅された」と証言。「人質と家族を見捨てるのか」などと政府の対応に批判が集まり、オバマ氏は対応の見直しを指示した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る