肝と肺がん、厳しい生存率 治療開始5年後を集計
- 2015年9月14日
- 日本発ニュース
【共同】国立がん研究センターは14日、2007年にがん診療連携拠点病院でがんと診断され治療を始めた患者の5年後の生存率を公表した。乳がんと大腸がん、胃がんは比較的高く、肝臓がんと肺がんは厳しい状況が明らかになった。ほかの臓器も含め、すべてのがんを合わせると64.3%だった。
主要ながんの5年生存率は乳房で92.2%、大腸は72.1%、胃は71.2%。肝臓は35.9%、肺は39.4%だった。
集計対象となった病院が2施設以上ある都道府県別の生存率も公表。例えば、全がんでは最も高い東京(74.4%)と最も低い沖縄(55.2%)で20ポイント近く差があるが、限られた病院のデータに基づくため、一概には比較できないという。一定割合以上の患者の情報が集まり、集計できたのは、データ提供を求めた293病院のうち6割の177病院、約17万件。
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