IBMは6日、コグニティブ・ビジネス・ソリューションズ(Cognitive Business Solutions)という新事業部を立ち上げた。
同部門は、人工知能の業務活用方法について顧客企業に助言するサービスを展開する。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、IBMは、自社開発した人工知能ワトソン(Watson)の商業化を以前から模索しており、また、人工知能を導入する企業の増加という昨今の動きから、近い将来に市場成長が本格化すると期待を寄せている。
コグニティブ・ビジネス・ソリューションズ部門には、データ科学者や分析専門家を中心とした約2000人が配属され、スティーブン・プラット氏がその統括責任者に就任した。同氏は、インドの外注サービス大手インフォシスの元幹部。
同部門では、人工知能ソフトウェアであるワトソンを企業がいかに活用して事業拡大や業績向上、業務効率化に役立たせることができるのかを助言する。
IBMでは、金融や自動車、医療、保険、エネルギー、小売といった業界でのワトソン導入増を狙っている。
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