マイクロソフトがラップトップを開発 〜「業界最速」のサーフェス・ブック

 マイクロソフト(Microsoft)6日、同社初のラップトップ型パソコンを発表した。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、「究極のラップトップ」と同社が触れ込むサーフェス・ブック(Surface Book)は、「13インチ型のラップトップとしては業界最速」とパノス・パネイ機器担当副社長は強調した。

 サーフェス・ブックの小売価格は1499ドルから。

 パネイ氏は、同製品の詳しい仕様についてほとんど明らかにしなかったが、「アップルのマックブック・プロより2倍速い」と述べた。

 マイクロソフトは以前に、パソコン市場の継続的低迷を背景に、自社開発タブレット製品のサーフェスがラップトップに取って代わると触れ込んでいたため、ラップトップ製品をみずから出してくることには矛盾感も否めないが、最近投入した新版OSのウィンドウズ10が好評ということもあって、サーフェス・ブックによる同OSの利用者増を狙っていると指摘される。

 サーフェス・ブックは、正確には13.5インチで、600万ピクセルの高精細かつ5点指触操作型「プリシジョン(precision)」ガラスを搭載したディスプレイを採用。サーフェス・ペンという専用ペンを使え、また、キーボード部分を本体から切り離すことも可能。

 マイクロソフトはそれと同時に、タブレット製品の新機種であるサーフェス・プロ4も発表した。

 同社は以前に、「わが社はソフトウェア企業」と強調したこともあったが、ビデオゲーム専用機や携帯電話、タブレット、そしてついにラップトップ市場に参入し、ハードウェア事業を拡大させている。

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