強硬策支持の論調一色 地元紙、背景に内戦の経験

 【共同】10人の日本人を含む多数の外国人が犠牲となったアルジェリア人質事件で、政府が犯行グループのイスラム武装勢力に取った強硬策について、国内メディアは全面支持一色の論調になっている。過去にイスラム武装勢力との長い内戦に苦しんだ経験が、こうした背景にあるようだ。 国営アルジェリア通信によると、事件の経緯を説明し強硬策の正当性を主張したセラル首相の記者会見について、22日付の日刊紙「レクスプレシオン」が「すべての疑問は解消した」と指摘。「首相はアルジェリアが国を守る能力があることを証明した」と評した。 フランス語紙「リベルテ」は22日、犯人グループが「現場のガス田施設を爆破しようとしていた。実行されれば数百人が死亡していただろう」とアルジェリア軍の作戦を擁護。「ル・スワール」紙は、今回の事件で外国人技術者が安全確保のため国外に脱出したとする報道について、全面否定する閣僚発言を大きく報じた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る