アップル成長神話に陰り 過去最高も市場不安視

 【共同】アップルが23日発表した昨年10-12月期決算で純利益が前年同期比でほぼ横ばいとなり、業績の伸び悩みが鮮明になった。ライバル各社との競争激化を背景に、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」とタブレット端末「iPad(アイパッド)」で躍進してきたアップルの成長神話に陰りが見え始めた。

 「アイフォーンもアイパッドも過去最高の販売で、驚くべき四半期だった」。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は23日の電話会見でこう述べた。

 販売台数は好調だったものの、新製品初期の生産コストなどがかさみ利益は頭打ち。オッペンハイマー最高財務責任者(CFO)は、昨秋に発売した「iPad mini(ミニ)」が「当社平均より利益率が著しく低い」と要因を説明した。

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