世界保健機関(WHO)は8日、ブラジルなど中南米を中心に広がるジカ熱について専門家による2回目の緊急委員会をジュネーブで開催、妊婦に流行地域への渡航を自粛するよう勧告した。またチャン事務局長は終了後の記者会見で「性交渉による感染がこれまで考えられていたより一般的」との見解を示した。
2月の1回目の緊急委では、妊婦が流行地域に渡航する場合は医師に相談し、蚊に刺されないための対策を取るよう促すにとどまっていた。
ジカ熱が流行するブラジルでは小頭症の新生児が急増、妊婦の感染と小頭症との関連が疑われている。チャン氏は会見で「今後もさらに感染例が増え、感染地域も広がるだろう」と警告した。(共同)
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