貨物コンテナを改造したソーラー住宅 〜 クラウドファンディングで資金調達
- 2016年3月21日
- アメリカ発ニュース
貨物コンテナを改造したソーラー住宅を開発するジャガー・コンテイナーズ(Jaguar Containers)は、クラウドファンディング(群衆による小口投資または寄付によって資金を調達すること)のインディーゴーゴー(Indiegogo)で資金調達を試みている。
クリーンテクニカ誌によると、ジャガーが開発する住宅は「ジャグポッド(Jagpod)」と呼ばれ、20フィート・コンテナと40フィート・コンテナにソーラー発電機能を内蔵させた設計。
前者の広さは144平方フィート、後者は300平方フィート。価格はそれぞれ3万ドルからと6万ドルから。その額にソーラー発電システムも含まれる。
ソーラー・パネルは2枚から4枚で、パネル1枚につき235ワット。設置用アレイやインバーター、コントローラー、さらに27ボルトの蓄電池も付随する。送電網から給電されない事態に備える蓄電設備も搭載される予計画だ。
ジャガーの設立者ウィリアム・コイト氏によると、ジャグポッド自体は、送電網に接続してもしなくてもソーラー住宅として使えるように設計されている。
同社は、ジャグポッドの構造自体には10年間の保証を提供する。ジャグポッドは自然災害にも耐性があり、時速100マイルの強風にも耐えられる。
ジャグポッドには、新品と中古の貨物コンテナが使われる。中古の場合は、構造的に問題がないことを示す認証を取得したうえで、清掃や塗装を施して完全に修復される。
コイト氏は当面のあいだ、米国市場の開拓を目指し、いずれは国際的に販売したい考えだ。「世界中のどこへでも出荷して90日以内に設置できる」と、同氏は説明する。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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