写真展「非日常を踊る」開催

©️Shizuka Minami

来る11月30日から国際交流基金ロサンゼルス日本文化センターで写真展「非日常を踊る」が開催される。

新型コロナウイルス感染症の影響により、エンターテインメント業界は大打撃を受け、舞台は3密を避けられないため、公演の延期や中止が相次いだ。閉塞感漂う中、表現者たちは己と向き合い、オンラインレッスンの配信を始めたダンサーや黙々と筋トレに励むタップダンサーなどがいた。

そんな前向きな姿勢に共感を覚えたフリーランス写真家の南しずか氏、葛西亜理沙氏、宮川舞子氏は表現者たちが、それぞれの自宅や稽古場という“裏舞台で踊る姿”の撮影を行った。

「コロナ禍という日常と非日常が入り混ざる“いま”を切り取ること」そんなコンセプトを掲げて、2020年7月から約7ヶ月間、18組の表現者のポートレートを撮影した。今回の試みに対して「自宅でこんな撮影は初めて!」、「久しぶりに人前で踊って、楽しかったよ!」などポジティブに捉え、快く撮影させてもらった「非日常を踊る」はコロナ禍を反映するエンターテインメントの記録になっている。

出来上がった作品群に対して、鑑賞する方にエンタメ業界の楽しさを改めて感じてもらえることを期待している。

■日時:2022年11月30日〜2023年2月25日 12:00pm-6:00pm(月〜土)
休館(12月24日、26日、29日〜31日、1月2日、3日、14日 、16日、 2月18日、20日)
■場所:The Japan Foundation, Los Angeles Office
(5700 Wilshire Blvd.,#100, Los Angeles, CA 90036)
■参加費:無料(ただし参加登録は下記から申し込みが必要)
https://www.jflalc.org/event-details.php/78/special-preview-for-exhibition-dancing-extraordinaire-
■詳細:https://www.jflalc.org/event-details.php/83/dancing-extraordinaire-japanese-entertainers-under-the-pandemic

フォトグラファー経歴
南しずか
1979年東京都生まれ。東海大学工学部航空宇宙学科、International Center of Photography: フォトジャーナリズム及びドキュメンタリー写真1カ年プログラム卒業。2008年12月から米女子ゴルフツアーの取材をはじめ、プロスポーツイベントを撮影。主なクライアントは共同通信社、スポーツ雑誌「スポーツ・グラフィック・ナンバー」、ゴルフ雑誌「週刊ゴルフダイジェスト」など。米国スポーツ雑誌「Sports Illustrated」の撮影の実績もある。ライフワークとして、世界のお祭りを10年以上撮影し続けている。

葛西 亜理沙
横浜生まれ。青山学院女子短期大学英文科、San Francisco State University 芸術学部写真学科卒業。帰国後、肖像写真家の巨匠・坂田栄一郎に師事。2010年より独立。東京を拠点に、ポートレイト、旅、ファッション、コマーシャル、カタログなどの撮影を中心に幅広く活動。写真撮影と共に動画撮影も手掛けている。また、個人の作家活動としても作品を制作し、国内外で発表している。 第63回朝日広告賞入賞。第16回上野彦馬賞「九州産業大学賞」受賞。

宮川舞子 
高校時代写真部に在籍。日本大学芸術学部写真学科卒業。
映画のスチールマンを経験したのち、舞台写真家 瀬戸秀美氏に師事。
東京を拠点にフリーランスフォトグラファーとして活動中。 演劇・ミュージカル・ダンス・ライブコンサート・フェスティバルを主に撮影。日本舞台写真家協会会員。

左から、南しずか氏、宮川舞子氏、葛西亜理沙氏

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