「英国に来ないで」 政府、異例の宣伝検討

 【共同】雨が多く、仕事は少ない-。28日付の英紙ガーディアンによると、英政府はルーマニアとブルガリアを対象に、英国の住みにくさを強調した宣伝広告の検討に着手した。両国からの移民流入を抑制する狙いだが、異例の「来ないで」キャンペーンは議論を呼びそうだ。

 英国は2007年に欧州連合(EU)新規加盟を果たしたルーマニアとブルガリアに対し、特殊技能を持たない一般労働者の移住を原則として認めていないが、今年いっぱいでこの規制が撤廃される見通し。宣伝案は移民の急激な増加を懸念する政府内で浮かんだ。

 実行が決まれば、雨の日が多いことなど移住者に評判の悪い英国の天候を強調するとともに、一般的な外国人がありつける職は少なく、給料もそれほど良くないと訴える見通し。政府関係者は「英国が夢の土地であるかのような誤った印象を改める」目的としている。

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