イタリア機墜落はミサイル原因 80年爆発事件で最高裁

 【共同】1980年に地中海上空でイタリアの民間旅客機が爆発し墜落した事件に絡み、遺族らが原因はミサイルによる撃墜であり、領空の安全確保義務を怠ったとしてイタリア政府に損害賠償を求めていた訴訟で、同国最高裁は28日「ミサイルの可能性が高い」と判断、政府の責任を認めた二審を支持する判決を下した。

 ANSA通信が伝えた。墜落原因についてはミサイルの他、機内に仕掛けられた爆弾など諸説が飛び交い、謎とされてきた。判決は誰がミサイルを発射したかには触れていない。最高裁は賠償額の再検討を高裁に命じた。

 事件は80年6月27日、中部ボローニャ発南部パレルモ行きのイタビア航空機DC9が空中爆発し、南部ウスティカ島近海に墜落。乗客乗員81人全員が死亡した。

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