北米最古の邦字紙経営危機 ロサンゼルスの羅府新報

 現在も発行する中で北米最古の邦字紙「羅府新報」(カリフォルニア州ロサンゼルス)が5日までに、経営危機に陥っているとして窮状を訴える社告を出した。

 同紙はここ3年で75万ドル(約8300万円)の損失を出しており、今年の赤字予想額が35万ドルと公表。今年中に状況を改善できなければ12月に廃刊の可能性もあるとした。その上でオンライン購読の契約を呼び掛け、1万人に新たに契約を結んでもらえれば存続が可能としている。

 羅府新報は1903年創刊。第2次大戦中に一時休刊したが、日本語と英語のバイリンガル紙面で日系人社会の情報を伝え続けてきた。(共同)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る