「恐喝まがい」の金集めか 五輪招致疑惑の中心人物側

 東京五輪招致の不正疑惑で、中心人物とされるセネガル人、パパマッサタ・ディアク氏(50)側について、フランス検察当局は、国際的な陸上選手のドーピング隠しを巡り「恐喝まがい」の方法で金銭を受け取ってきたとみている。欧米メディアが20日までに報じた。

 同氏はアフリカの国際オリンピック委員会(IOC)委員に影響力を持つラミン・ディアク国際陸連前会長の息子。東京五輪招致疑惑の捜査に関する同検察当局の12日の声明は、こうした「疑わしい資金要請の情報が相次いでいた」ことを捜査理由の一つに挙げている。

 報道によると、パパマッサタ氏らは2012年11~12月ごろ、ドーピングが発覚しそうになったトルコ、ロシアの女子陸上選手側に、それぞれ45万~50万ユーロ(約5500万~6200万円)を払えば隠蔽できると持ち掛けた。(共同)

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