トヨタ自動車の豊田章男社長ら経営陣は15日の株主総会で、円高が逆風となる中、自動運転車や環境対応車といった分野に積極的に投資していく方針を株主に説明した。総会に出席した株主数は5148人で過去最多だった。
自動運転車は、ハンドルやブレーキの操作を車が行うため、高齢者や体の不自由な人の生活を大きく変える可能性がある。トヨタは1月、自動運転に活用する人工知能(AI)の研究開発を進める目的で、新会社を米国に設立した。
総会で、豊田社長はAIの開発について「全ての人に移動の自由を提供するのがトヨタの責任だ」と強調した。(共同)
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