ソーラー・パネルと屋根を合体へ 〜ソーラーシティー、新型製品開発に注力

 ソーラーシティー(SolarCity)は、ソーラー・パネルと屋根を一体化させた新製品の開発計画を明らかにした。同社会長のイーロン・マスク氏が第2四半期の業績報告会で説明した。
 
 フォーチュン誌によると、屋根とソーラー・パネルを一体化させる考えは、ソーラー・パネルの設置市場で競争が激化するなか、ソーラーシティーが新製品開発を重視するようになっていることと、マスク氏の影響力が多大であることを示すものと受け止められている。
 
 マスク氏は、ソーラーシティーの目標として、「消費者が興奮して隣人に話したくなるような」ソーラー屋根と蓄電製品を販売することを挙げた。同氏によると、ソーラーシティーは新製品を2016年末までに発表する計画で、そのうちの一つがソーラー屋根とみられる。
 
 ソーラーシティーのリンドン・ライブCEOは、米国では毎年500万枚の新しい屋根が販売されており、そのうちの一部を同社の新型ソーラー屋根にしたいという考えを示した。
 
 一方、同社のピーター・ライブ最高技術責任者(CTO)は、太陽電池とモジュールの生産を加速させ、ソーラー屋根向け製品のための技術を他社に供給する計画を明らかにした。
 
 ソーラーシティーは、太陽電池製造を専門とする新興企業のサイレヴォ(Silevo)を2年ほど前に買収した。ソーラーシティーはサイレヴォの技術を活用し、ニューヨーク州バッファローの大型工場で独自のソーラー・パネルを製造する計画だ。【http://fortune.com/2016/08/09/solarcity-solar-integrated-roof/】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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