車載技術の満足度、現代自とBMWがトップ

 車載技術に対するJDパワー&アソシエイツの消費者満足度調査で、韓国の現代自動車と独BMWが最高評価を獲得した。一方で、技術に対するドライバーの知識に差がある現状も浮かび上がった。AP通信によると、JDパワーが初めて行った車載技術に関する調査は、2016年型車を購入してから90日たった所有者を対象に満足度を尋ねた。その結果、BMWの小型車「2シリーズ」および「4シリーズ」と、現代の中型車「ジェネシス」および小型スポーツ多目的車(SUV)「トゥーソン」がそれぞれの部門で最高の評価を得た。
 
 消費者の間では、死角警告システムと後方確認カメラに対する満足度が高かった。対照的に評価が最も低かったのはカーナビで、音声認識を活用した操作が難しいとの声が多かった。
 
 調査ではこのほか、スマートフォンを経由してダッシュボードの機能を活用できる「Android Auto(アンドロイド・オート)」や「MirrorLink(ミラーリンク)」が使えることを知らない所有者が43%に、「iPhone(アイフォーン)」と連動する同様のシステム「Apple CarPlay(アップル・カープレイ)」についても36%が知らなかった。
 
 さらには、仕組みが分からないためドライバーに敬遠されている車載機能の代表格として、低速走行と車間距離を制御するアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)と自動駐車支援の両システムが挙げられた。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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