トランプ氏の暴言を有権者にテキスト 〜クリントン陣営、配信ボットを開発

 2016年11月8日(火曜)に投票を控える米大統領選挙のヒラリー・クリントン候補(民主)の選挙対策陣営では、対抗馬のドナルド・トランプ候補(共和)の発言内容を有権者にテキスト送信するボット(人間に代わって種々のオンライン行動を実行するソフトウェア)を開発した。
 
 同ボットは、クリントン陣営の選対設計者スリン・ユウ氏に考案され、クリントン選対のステファニー・ハノン最高技術責任者の指揮のもと、「アメリカのためのヒラリー(Hillary for America)」という技術班によって構築された。
 
 ベンチャービート誌によると、テキスト内容は、「文字通りトランプ(Literally Trump)」という独自のデータベースに記録されたトランプ暴言語録から引用され、有権者のスマートフォンに送信される。
 
 クリントン陣営はさらに、フェイスブック・メッセンジャー(Facebook Messenger)向けにも、「私は投票します(I Will Vote)」というボットを10日に立ち上げた。
 
 同ボットは、有権者が有権者登録しているかどうかや、未登録の場合ならどのように有権者登録するかに関する情報を有権者に自動的に提供することでクリントン票の収集を支援する。

【http://venturebeat.com/2016/10/10/clinton-campaign-launches-bot-that-texts-you-donald-trump-quotes/?google_editors_picks=true】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る