Lブランズ傘下のランジェリー大手ビクトリアズ・シークレットは、植物材料供給網の環境対応や道徳性を厳しく監視する新しい営業方針を導入した。
ロイター通信によると、同社は新しい方針「フォレスト・プロダクツ・プロキュアメント・ポリシー」で、レイヨン、ビスコース、モダールなどのアパレル素材に使われる木材パルプの生産過程から、熱帯雨林の破壊や地元住民の権利を侵害する業者を排除することを目指す。排除の経過も公表する予定だという。
木材パルプ生産では、原料となるユーカリ農園を作るために森林を伐採し、先住民族や地域社会から土地を奪う行為が一部で見られ、特に木材パルプの主要生産国インドネシアではこの問題が深刻になっている。ビクトリアズ・シークレットの方針作成に協力した環境団体レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)によると、アパレル業界ではH&M、ザラ、リーバイスなど同種の営業方針を導入するブランドが増えており、方針に反する業者とは年内に取り引きの停止を目指すという企業も多い。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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