「東電、虚偽説明で妨害」 元国会事故調委員が批判

 【共同】東京電力福島第1原発事故をめぐり、国会が設置した事故調査委員会が昨年3月、1号機原子炉建屋内で地震による重要設備の損傷の有無を調べようとした際、東電側が「現場は真っ暗」などと事実とは異なる説明をしたため、調査断念につながっていたことが7日、分かった。

 東電と当時、やりとりした科学ジャーナリストの田中三彦元委員は「虚偽説明で調査を妨害された」として7日、衆参両院議長らに、非常用復水器(IC)と呼ばれる重要設備の調査を文書で要請した。

 田中氏は記者会見を開き「暗闇の中では危険と考え、調査をあきらめた。東電は国会を愚弄した」と批判。「(調査が実施され)地震による損傷が見つかれば耐震基準を見直すなどの影響が出るだろう」と述べた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る