コバルト、オフィス向けロボットを開発 〜機械学習技術を応用し警備を効率化

 工業デザイナーのイヴ・ベアール氏とコバルト(Cobalt)は、オフィス向けの警備用ロボット機器を開発した。コバルトは、グーグルX(GoogleX)とスペースX(SpaceX)の出身者が起業したロボティクス会社。
 
 アーキテクチュラル・ダイジェスト誌によると、コバルトと命名された同ロボットは、360度カメラやセマンティック・マッピング(意味地図)、機械学習、深層神経網(deep neural network)、指触操作パネルといった最先端技術を搭載し、警備員と協力しオフィス警備を飛躍的に向上させることを目的に設計された。
 
 警備員をロボットに置き代えるのではなく、ロボットによって警備員の業務を支援することが狙い。たとえば、潜在的危険への対応や火の元確認のように危険をともなう仕事をロボットに任せる。
 
 コバルトは事務所の受け付けとしても機能し、オフィス内の特定の場所への行き方を来訪者に示すこともできる。
 
 コバルトの外見は優雅な円錐形で、金属やプラスチック一辺倒の従来のロボットと異なる。繊維素材の装飾品も用意され、見た目にやわらかい印象を与えるのが特徴。
 
 ベアール氏は、家具や置き物のようにオフィスに自然に調和する外観設計を心掛けたと話している。
 
 【http://www.architecturaldigest.com/story/yves-behar-cobalt-security-guard-is-the-future-of-robotics】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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