航続距離の長いEVの増加に伴い、超高速充電器を備えた公共充電施設も増えそうだ。
EV充電器はこれまで、出力が50キロワット(kW)で高速と言われたが、インサイドEVsが報じた市場調査ナビガント・リサーチの報告書によると、高速充電の標準は150〜350kWになりつつある。
それらの「超高速」充電スタンドは、2017年中に欧米で設置される見通しだ。充電ネットワーク事業者EVゴー(EVgo、テキサス州)はこのほど、カリフォルニア州で国内初の350kW充電器を備えたスタンドを建設すると発表した。6月に営業を開始する予定。
同業のチャージポイント(ChargePoint、カリフォルニア州)も、最高400kWの充電器「ChargePoint Express Plus」を発表した。
欧州ではフォード、BMW、アウディ、ポルシェ、ダイムラーが350kWのスタンドを400カ所に配備する計画を発表したほか、充電インフラを手掛けるオランダのファスンド(Fastned)や、独エネルギー大手エーオン(E.ON)とデンマークのクレバー(CLEVER)といった企業も同様の計画を進めている。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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