ダイソン、車にも「デジタルモーター」使用へ

2020年までに電気自動車(EV)を発売する計画を明らかにしている英家電メーカーのダイソン(Dyson)は、同社の技術「デジタルモーター(DigitalMotor)」を欧州連合(EU)当局に商標登録したことが分かった。もともと掃除機用に開発した技術だが、名称の適用分野には自動車も含まれている。

オートモーティブ・ニュースによると、ダイソンのデジタルモーターは一般的には「ブラシレスDCモーター」と呼ばれる装置で、模型などに使われる一般的なACモーターと比べると回転子(ローター)が永久磁石、固定子がコイル(電磁石)と配置が逆で、ブラシや整流子は不要。その代わりコイルへの電流を切り替えるタイミングを合わせる制御機構が必要になる。現在、市場に出回っている多くのタイプのEVにも同種のモーターが使われている。

ダイソンの申請によると、デジタルモーターの商標は自動車とそれ以外の機械に適用される。同社が自動車関連で商標を登録するのは初めて。同社は19年に独自のEVを完成させ、翌年に発売する計画で、EV部門を300人増員して開発の勢いを強める考えだ。

電気掃除機、ハンドドライヤーの大手メーカーであるダイソンは、すでにEV開発では400人を抱えている。しかし300人の増員に備え、ハラビントンの英空軍基地跡地に施設をそうとしている。敷地面積は750エーカーで、英国におけるダイソンの第2の研究開発拠点になる。

同社はすでに3年以上EVプロジェクトに取り組んでおり、3モデルの生産を予定する。最初の車両は1万台以下という少数生産モデルとなる。創業者のジェイムズ・ダイソン氏によると、最初のモデルの価格は高級車並みになる予定だが、スポーツカーではないという。電源には固体電池技術を用いる予定。

https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/dyson-electric-car-2020 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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