GMキャデラックは3年前ニューヨークに移した本社をミシガン州に戻すと発表した。重要事項の決定機能をエンジニアやデザイナー陣の近くに置き、20年まで毎年2種類の新モデルを発売する計画だ。
ロイター通信によると、キャデラック部門は15年、ニューヨークに本社機能を移した。120億ドルをかけてラインアップを一新し、キャデラック車を長年敬遠していた都会の消費者に近づこうとする試みだったが、当時のヨハン・ダ・ネイシン社長は18年4月に辞任し、GMカナダ事業のマネジングディレクターだったスティーブ・カーライル氏と交代した。
キャデラックは人気が低迷するセダンモデルに固執したが、17年夏になってやっとセダンの品揃えを縮小し、市場の変化に対応する計画を発表した。18年はSUVの販売増に支えられ、上半期の米新車販売台数は前年同期比5.4%増となった。
19年4月、キャデラックの拠点はミシガン州ウォーレンに移り、GMのデザイン拠点(デトロイト本社)からは別の場所になる。GM広報は、キャデラックは引き続き独立部門だと説明した。ニューヨークでは110人が勤務しているが、全員にミシガン州での雇用が提供される。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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