73%が「EVの航続距離は75マイルで十分」

米消費者の63%は「EVの最もふさわしい使い方は通勤か都市部の移動」と考え、73%は「日常的な使用では75マイルの航続距離で十分」と考えていることが、BMWグループ傘下MINI USAの最新調査で分かった。

グリーンカー・コングレスによると、調査は3月下旬に18歳以上の米成人1004人(男性502人、女性502人)を対象に実施され、充電技術やeモビリティ・ソリューションの普及に関してはもっと消費者教育が必要なことなども分かった。

回答者の74%は、最寄りのEV充電ステーションがどこにあるのか知らなかった。ただ、MINIのデータではEVオーナーの80%が自宅で充電する傾向にあることも分かっている。

受け入れられるEVの充電時間については、最も多かったのが「分からない」(28%)で、次が「30分」(25%)だった。また、全体の3分の2は「EVは興味を持つ早期導入者向け」と考えていた。これは、それほど興味を持たない消費者の大部分にEVへの認識を高めてもらう必要があることを裏付けている。また、連邦税控除はEVの購入を促進するものの、優遇措置以外の理由でEVを購入する人々がいることを示している可能性もある。

MINI USAのアンドリュー・カトラー広報担当者は「EVモデル『MINI Cooper SE』の米国発売が近づく中、われわれはブランドとして、消費者がどのようにEVを使いたいのか、そして消費者が何を知っていて何を知らないのかを理解することが重要。より多くの情報が集まれば、eモビリティのさまざまな利点や、当社のEVが何を提供するかについて消費者をもっと教育できる」と話している。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る