ヒトラーがTVスター? ドイツの小説、ベストセラーに
- 2013年3月1日
- 世界のニュース
【共同】ナチスのヒトラーは死んでおらず、現代になって突然目を覚ます。誰も本人と気付かないまま、テレビのスターになっていくー。こんな小説がドイツで40万部を超すベストセラーになっている。日本語を含め27カ国語で翻訳されることが決まるほどの人気ぶりだ。
題名は「彼は戻ってきた」。変わらず反ユダヤ主義を繰り返すものの誰も真に受けず、コメディアンの演技と勘違いする。風刺の利いた作品だが、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を引き起こしたヒトラーを笑いの種にすることに否定的な意見も出ている。
ティムール・ベルメス氏のデビュー作で、昨年9月に発売された。1945年にベルリンで自殺したはずのヒトラーは実は生きていて、2011年になって目を覚ます場面から小説は始まる。
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