クレジットカード大手ビザは5日、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)フランス大会の1次リーグ(6月7日~6月20日)での支出分析を発表した。各国のサッカーファンは9カ所の公式スタジアムで、購入の半分以上(51%)を非接触型カード、スマートフォン、決済対応リストバンド、ウェアラブル技術などの非接触型決済技術を使って決済していたことが分かった。
ビジネスワイヤによると、スタジアム外での支出分析からは、海外からのフランス観光客が増加したこと、特に小規模の開催都市で大幅に増えたことが分かった。海外のビザカード保有者で競技場外での買い物にタッチ決済を選んだ人は、9つの開催都市だけでも140%増加した。
ビザは今大会、国際サッカー連盟(FIFA)の公式決済サービスパートナーとしてすべての競技場で最新の決済サービスを独占提供した。
■スタジアム内
1つの試合でのスタジアム内の支出額が最も多かったのは米国-チリ戦(パリ) で、1次リーグでの総支出額の約14%を占めた。次に多かった試合はフランス-韓国の開幕戦(パリ)で、全体の8%だった。
国別では、フランスのファンが最も支出額が多く、購入全体の53%を占めた。次に支出額が多かったのは米国、英国、オーストラリア、オランダ、ドイツ、日本、カナダ、ノルウェー、スウェーデン、スイス、中国のファンだった。
買い物1回当たりの平均支出額は、日本のファンが最も多く、中国、メキシコと続いた。
品目では、飲食品の購入額が最も多く(54%以上)、続いて土産物の購入(46%)だった。
■スタジアム外
購入が最も多かった都市はパリで、次いでニースとリヨンだった。小規模な開催都市では、支出額は前年比で大幅に増加した:ランス(87%増)、バランシエンヌ(71%増)、ルアーブル(384%増)
開催都市での外国人の支出額を国別に見ると、上位3カ国は米国(前年比18%増)、英国(19%増)、中国(4%増)だった。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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