10年後はAVが人より優秀に~ 世界消費者の7割が予想

消費者の多くは、自動運転車(AV)が10年以内に人間より優れた能力を発揮す るようになると考えていることが、シミュレーション技術開発アンシス (Ansys、ペンシルベニア州)の世界調査で分かった。

■「目の黒いうちに乗ってもいい」

オートノマス・ビークル・テクノロジーによると、調査回答者の10人中7人が、AVは2029年までに「人よりもうまく運転できるようになるか人の能力を超える」と考えていた。

調査は英国、米国、オランダ、フランス、イタリア、スペイン、ベネルクス (ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)、スウェーデン、日本、中国、インドの11市場で18歳以上の2万2041人を対象にオンラインで実施された。目的は、各国の消費者がAV(自律型航空機を含む)をどう捉えているか調べ、将来の移動への期待を深く理解すること。この6月には、調査で分かった自律型航空機に対する消費者意識の一部が公表されている。

今回発表されたのは、調査の完全報告書「Ansys Global Autonomous Vehicles Report」で、回答をより広範に分析した結果、多くの消費者が自動運転機能に高い期待を寄せ、自分が生きている間に自動運転の車や飛行機に乗ることに抵抗を感じていないことが分かった。報告書の概要は以下の通り。

■日本人は8割が予想

・回答者の71%は「自動運転車は10年以内に人間より上手に運転できるか、人間の能力を上回る」と答えた。

・日本人はAVに対する信頼度が世界平均より高く、回答者の83%が「10年以内に車が人より優れたドライバーになる」と考え、38%は「すでにそうなっている」と考えていた。

・世界の回答者の77%は「生涯のどこかの時点で自動運転車に乗ることに抵抗がない」と答えた。

・「生涯のどこかの時点で自動運転車に乗ることに抵抗がない」と答えた人は、18~24歳では87%、25~34歳では88%に上ったが、65歳以上では43%が「自動運転車には決して乗らない」と答えた。

・自動運転車に乗ることについて最も心を開いているのは中国人で、97%が「生きている間に乗ることに抵抗がない」と答えた。英国人でそう答えたのは57%にとどまった。

・自動運転の車と飛行機に乗る時の最大の懸念について、ほとんどの回答者は「技術的失敗」を挙げた。比率はそれぞれ59%、65%だった。

・最も安全な自動運転体験を提供するのは、24%が「高級車メーカー」と見ており、次に多かったのは「いつか自動運転車を提供する技術系企業」で20%、「高級車以外のブランド」と答えたのは16%だった。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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